昔から肌が敏感でした。すぐに赤くなるしかゆくなるしピリピリするし…。家族は肌が強くてきめ細くきれいなのに…と比べては落ち込み、なぜ自分だけ肌が弱いのかが悩みでした。周りの目を気にする十代から色々な雑誌を読んだり、自分のお小遣いの範囲でコスメを試したり。
結果はどれもいまいちでした。どの洗顔フォームを試しても顔はピリピリするし、どの化粧水をつけてもしみて痛い。なぜ体の皮膚はきれいなのに顔だけ荒れるのだろう…。そんな疑問から体の皮膚の状態を観察すると、顔に対しては「洗いすぎ」「つけすぎ」なのではと考えるようになりました。
なぜなら、肌のきれいな家族は、あまり肌にかまわないのです。私の場合は気にしすぎるあまり、丁寧に時間をかけて洗いすぎることでさらにバリアが弱り、さらにその弱った肌に化粧品がしみてトラブルにつながっていたようです。
このことに気づいてからは、朝はぬるま湯洗顔・低刺激の化粧水のみ・夜はジェルクレンジング・どのシーンでも「絶対に肌をこすらない」を徹底しています。すると、だんだん荒れた肌が回復し、最近では気にならなくなりました。むしろ「なんの化粧品使っているの?」と聞かれることもあるくらいです。
いろいろ使っているのに全然効果を感じられない、という方がいたら、プラスではなくマイナスの発想で、「洗いすぎない」「つけすぎない」「絶対こすらない」を意識してみてください。肌のベースが整うと、今使っている化粧品の効果も高まると思います。